枯れた嗚咽

2003年11月14日

泣いているだけでどうにかなるなら
泣いていればいい

惨劇を見て立ちすくんで
泣きながら立ちすくんで

天使は足をもがれ
立ちすくむこともできないでいた

消えて消えて消えて
消えて消えて消えて
死んで死んで死んで
死んで死んで死んで
泣き疲れて
声も出なくなって

悪魔は翼を手に入れやりたい放題

全能の神なんているわけない

全能の神なんているわけない

全能の神なんているわけない

全能の神なんているわけない

何かが欠けている神が支配する

もう、全て忘れてしまいそうだ

この痛み
いつかは消えるだろう

だから僕は傷口に砂を塗り込む

その手は衆愚を導き

この足を生贄にする

この悲しみ
風が連れ去っていく

だから僕は君に伝えたい

きっとすぐに何もかも忘れる

だから僕は君に伝えたい

約束は彼方の地

そこで僕は君に全てをあげるよ

約束の彼方の地

流される記憶の大地

だから僕は君に伝えたい

暗部

2003年9月24日

初めて見た君の声が腕に突き刺さる

俺の左手は蠅がたかる

俺の右手は蛆が成す

故国喪失者の群れ

足掻き続けた君は倒れ

姦しい花が咲く

ここはきっと素晴らしい世界

雨が降って

風が吹いて

太陽はいつも真っ黒さ

ミュー

2003年7月28日

右手に握られたあるはずの無いもの

やりかけのパズル

真実なんていくつもある

都合のいいのだけ

選べばいい

・・・

2003年7月18日


君の視線は僕を酷く後悔させる



Liar rain

2003年7月7日

誰も知らないけど僕は嘘つき
存在そのものが嘘なんだ

全ての在り方
理由なき存在

彼の涙をすくってあげたかったけど
どうしても指がすりぬけた
始まってしまった

目を見開いたまま死に
僕はやっと目を
瞼を閉じさせることができた

Liar rain

嘘つきでも涙を流せた

Liar rain

枯れるまで泣こう

Liar rain

声が枯れてもいい

Liar rain

何も伝わらなくても

Liar rain

それでいいんだ


水溜り

2003年7月4日
僕の頭にブンブンと蠅がたかり
虫に体が喰われ始める

頭の中で何かがはじけたけど
もう、そんなことはどうでもよかった

全てが終わったように見えたけど
終わりは始まり
僕はこの体を呪う

慈悲の女神は
皆を平等に見ていた
結局は不平等だった

思考は停止し
突伏したまま何かが回りだす

最後に見た光景は
永遠の夕焼けと
自失して車椅子に座った君だったように思う

何かがおかしい
けど誰も気づこうとしない

頭に蠅がたかり
思考は停止し
結局は不平等だった


蒔いた種

2003年7月1日
君は君だった
正義には信条だった
悪は悪に成りえなかった
神はどこにいた?

空っぽの器
何もかもがすり抜けた
何を入れてもムダだった
思い出までもがすり抜けた

空のような人生を送ってた

何も無い
 ゴーストタウンには
何も無いようで何かがあった
  全てが壊れていたのに
全てが魅力的だった

焼けただれ
異臭を放つそれには真理があった

僕は
自分が蒔いた種を
見守れる強さがあるだろうか

目を背けずにいられるだろうか

狂う大地には
神がよく似合う

君の顔には微笑がよく似合う

 

知らなくていい真実

2003年6月24日

ずっと
ただずっと
泣いている
いつまでも

そんな事知りたくなかった
僕がこの世界にいることが
使命があるわけでも無く
運命であるわけでも無く
必然であるわけでも無く
ただの結果であることなんて

気づくべきじゃなかった
そうすれば笑っていられた

知らなくていい真実が其処に在った
ただ醜い真実が其処には在った
僕は汚れてしまった

手に取るもの全てが崩れていく
目に映るもの全てが崩れていく
理性だけが
理性だけがただ残っている

知らなくていい真実なんて知らなくていい
だけど醜いそれはいつでも其処にある

気づくべきじゃなかった
そうすれば笑っていられた

ただ笑っていたかった



連続

2003年6月23日

俺は奴を殺し
奴は俺を殺す
端から終わりがくるなんて思っちゃいない

俺はただ蔑まれてた
無力だった
無気力だった

全てを隠した豚め

どう思われようが知った事じゃない
解釈なんて個人に委ねられるべきものだ
そんな事はどうでもいい

一度じゃ殺し足りない
何度でも殺してやる
何度でも刻み続けてやる

ただ
ただ
笑ってた

あの娘の微笑

風が吹いていた

存在価値

2003年6月19日

ここには何があるだろう
ただ僕は立っていて
そこには何も無かった

確かにそれはそこにあった
でも誰も気づかなかった
いや、誰も気づかないふりをしてた

何かが変わった
わからないけど何か変わった
そして失った
何も手に入れてないのに
失った

紫煙が立ち込める
前は何も見えやしない
いや、何も無かった

僕は君になりたかった
でも僕は、僕にさえなれなかった

僕はどうしてここにいるんだろう
そんなのわかっている
でも割り切りたくないんだ

ただ結果だけが
ただ結果だけがこの世には存在する

ただこの世には結果だけが存在する

全てを君に

2003年6月18日
今の僕には君が全て
君以外何もいらない
僕の傍にいて
何もしなくていい
傍にいるだけでいいんだ

君だけは
君だけは
僕を裏切らないよね

嘘でもいい
大丈夫だと言って
それだけでいいんだ

煙草に火を点ける
この数分間だけ
何もかも忘れられる
それでいいんだ

目を開けたら
全部夢だった、ってことはないかな?
みんなが笑っているんだ
さぁ行こうよって

辛すぎるんだ
このくらいの夢は見ていいだろ

目を覚ます
嘘だらけで
欺かれて
君はもういない

一人だった
初めからわかってた
わかってたんだ
辛すぎるんだよ



疼き

2003年6月17日
縊り殺すぞ、貴様等
夢を見る
ドラッグに酔い
自分の体を刻んでいる
そして指を切り落とす

奴は不毛に狂い死んだ
そして全てを無に帰した
奴は今その無の中にいる
だがその無さえ感じることは無いだろう

目の前の全てが壊れ
横たわるのは豚ばかり
あの娘はそれを望んでいた

全てが病んでいる

病んでいるのが普通なのか
病んでいないのが異常なのか
それもわからない

僕は病んでいるのか?

君は病んでいるだろう?

黒い青空
赤い大地
手が染まる
手が染まっていく

夢は漆黒の闇でしか見ることができない

アハハ、死んでしまえよ
枯れた風が吹く
無い
無い
無い
無い

終末の風が吹く
何もかもが砂に変わっていく
君はそこに純白のドレスを纏い立つ

君は死人のように冷たい砂を
記憶のように指をすり抜ける砂を
まるで愛おしむように掬っている

憎悪の螺旋
悲しみの連鎖
喜びの断絶
この世界は終わってしまった

何も無い世界
誰もいない世界
そこには何があるのだろう?

僕にはわからない
砂に変わっていく僕にはわからない

君は
僕を
見下ろす

リリィ、わかってたんだろう?
こうなることが

僕にはわからない
砂に変わっていく僕にはわからない

THINK DOWN

2003年6月6日
殴られ続けている
倒れても
気を失っても
心を失うまでは

後ろを振り返ってみる
其処には何も無い
泥まみれの自分がいた

悲しい
哀しさが溢れてくる
この感情は何だ
何もわからない

わからないんじゃない
わかりたくないんだ
考えるのを止めよう

僕は何もかも忘れた
何も知らない
だってそれが楽だから

本当の僕は此処にいる

こんなのウソだ



消え失せた心

2003年6月5日
君のうざったいそれを
俺の言葉で塗り固める
何も気づきはしない
誰も気づきはしない

俺の事がわかるか?
俺の事が見えているか?
俺の事を覚えているか?

頭には穴があいて
過去が
今が
未来が
すり抜けていく

君はソファーに座り
ただ
何かを
ずっと見ていた
俺にはそれが最後までわからなかったんだ

何を考えていたのだろう?
何を想っていたのだろう?
今となっては誰も知ることができない

解放された今は全てを思いだしたのだろうか?
誰か教えてくれないか?

儚いまでの強さ

2003年6月3日
君の声は届いた
君の声は届いたよ

ごめんね
僕は何も出来ないんだ

僕は最低だね
君が羨ましいよ

なんて酷い顔だ
憔悴しきってる
それでも君が発する言葉は
とても力強く光で満ち溢れているんだ

羨ましい
羨ましいよ
僕もそんな強さが欲しい

君は自覚した
だから強くなろうとした

僕にはかなわなかった
そうなることが

君はとても美しい
まるで女神のようだ
君が背負っているものは並大抵のものじゃない筈なのに

君の声は届いたよ
でも僕は何も出来ない
卑小な自分の事で精一杯だから
君  の  声  なんて  届きは  しない

真紅の鳥

2003年6月2日
彼らは何?
僕らは何?
全ては在るべき方向へ

僕は知ることは無いだろう
だって君のことも殆ど知らないんだから
僕は人でなし
君は人殺し
真紅の鳥はざわめきだす

左肩にはLOVE
右肩にはHATE
子供達は進むべき道から外れていく

僕は知ることは無いだろう
だって君のことも殆ど知らないんだから
僕は人でなし
君は人殺し
真紅の鳥はざわめきだす

右の翼ばかりが大きくなって
ただ落ちていく
堕ちていく

僕は知ることは無いだろう
だって君のことも殆ど知らないんだから
僕は人殺し
君も人殺し
真紅の鳥はざわめきだす

十字軍は人を殺す
そこには微塵の悪意も無い
だって十字軍だから

十字軍は家に火を放つ
そこには正義しかない
だって十字軍だから

十字軍は大地を血で染める
それは皆の為
だって十字軍なんだよ?

銃は人を殺すためにある
守る為じゃない
だって結果は同じだから

迫害されてきた民よ
殉教者たちよ
立ち上がれ
立ち上がるんだ

右手にはライフルを
左手には神の本を

焼き尽くせ
破壊し尽くせ
殺し尽くせ

人は成長なんかしない

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