枯れた嗚咽
2003年11月14日泣いているだけでどうにかなるなら
泣いていればいい
惨劇を見て立ちすくんで
泣きながら立ちすくんで
天使は足をもがれ
立ちすくむこともできないでいた
消えて消えて消えて
消えて消えて消えて
死んで死んで死んで
死んで死んで死んで
泣き疲れて
声も出なくなって
悪魔は翼を手に入れやりたい放題
全能の神なんているわけない
全能の神なんているわけない
全能の神なんているわけない
全能の神なんているわけない
何かが欠けている神が支配する
もう、全て忘れてしまいそうだ
ミューズにはもう雨の音しか聞こえない
2003年10月16日この痛み
いつかは消えるだろう
だから僕は傷口に砂を塗り込む
その手は衆愚を導き
この足を生贄にする
この悲しみ
風が連れ去っていく
だから僕は君に伝えたい
きっとすぐに何もかも忘れる
だから僕は君に伝えたい
約束は彼方の地
そこで僕は君に全てをあげるよ
約束の彼方の地
流される記憶の大地
だから僕は君に伝えたい
いつかは消えるだろう
だから僕は傷口に砂を塗り込む
その手は衆愚を導き
この足を生贄にする
この悲しみ
風が連れ去っていく
だから僕は君に伝えたい
きっとすぐに何もかも忘れる
だから僕は君に伝えたい
約束は彼方の地
そこで僕は君に全てをあげるよ
約束の彼方の地
流される記憶の大地
だから僕は君に伝えたい
暗部
2003年9月24日初めて見た君の声が腕に突き刺さる
俺の左手は蠅がたかる
俺の右手は蛆が成す
故国喪失者の群れ
足掻き続けた君は倒れ
姦しい花が咲く
ここはきっと素晴らしい世界
雨が降って
風が吹いて
太陽はいつも真っ黒さ
Liar rain
2003年7月7日誰も知らないけど僕は嘘つき
存在そのものが嘘なんだ
全ての在り方
理由なき存在
彼の涙をすくってあげたかったけど
どうしても指がすりぬけた
始まってしまった
目を見開いたまま死に
僕はやっと目を
瞼を閉じさせることができた
Liar rain
嘘つきでも涙を流せた
Liar rain
枯れるまで泣こう
Liar rain
声が枯れてもいい
Liar rain
何も伝わらなくても
Liar rain
それでいいんだ
水溜り
2003年7月4日僕の頭にブンブンと蠅がたかり
虫に体が喰われ始める
頭の中で何かがはじけたけど
もう、そんなことはどうでもよかった
全てが終わったように見えたけど
終わりは始まり
僕はこの体を呪う
慈悲の女神は
皆を平等に見ていた
結局は不平等だった
思考は停止し
突伏したまま何かが回りだす
最後に見た光景は
永遠の夕焼けと
自失して車椅子に座った君だったように思う
何かがおかしい
けど誰も気づこうとしない
頭に蠅がたかり
思考は停止し
結局は不平等だった
虫に体が喰われ始める
頭の中で何かがはじけたけど
もう、そんなことはどうでもよかった
全てが終わったように見えたけど
終わりは始まり
僕はこの体を呪う
慈悲の女神は
皆を平等に見ていた
結局は不平等だった
思考は停止し
突伏したまま何かが回りだす
最後に見た光景は
永遠の夕焼けと
自失して車椅子に座った君だったように思う
何かがおかしい
けど誰も気づこうとしない
頭に蠅がたかり
思考は停止し
結局は不平等だった
蒔いた種
2003年7月1日君は君だった
正義には信条だった
悪は悪に成りえなかった
神はどこにいた?
空っぽの器
何もかもがすり抜けた
何を入れてもムダだった
思い出までもがすり抜けた
空のような人生を送ってた
何も無い
ゴーストタウンには
何も無いようで何かがあった
全てが壊れていたのに
全てが魅力的だった
焼けただれ
異臭を放つそれには真理があった
僕は
自分が蒔いた種を
見守れる強さがあるだろうか
目を背けずにいられるだろうか
狂う大地には
神がよく似合う
君の顔には微笑がよく似合う
正義には信条だった
悪は悪に成りえなかった
神はどこにいた?
空っぽの器
何もかもがすり抜けた
何を入れてもムダだった
思い出までもがすり抜けた
空のような人生を送ってた
何も無い
ゴーストタウンには
何も無いようで何かがあった
全てが壊れていたのに
全てが魅力的だった
焼けただれ
異臭を放つそれには真理があった
僕は
自分が蒔いた種を
見守れる強さがあるだろうか
目を背けずにいられるだろうか
狂う大地には
神がよく似合う
君の顔には微笑がよく似合う
知らなくていい真実
2003年6月24日ずっと
ただずっと
泣いている
いつまでも
そんな事知りたくなかった
僕がこの世界にいることが
使命があるわけでも無く
運命であるわけでも無く
必然であるわけでも無く
ただの結果であることなんて
気づくべきじゃなかった
そうすれば笑っていられた
知らなくていい真実が其処に在った
ただ醜い真実が其処には在った
僕は汚れてしまった
手に取るもの全てが崩れていく
目に映るもの全てが崩れていく
理性だけが
理性だけがただ残っている
知らなくていい真実なんて知らなくていい
だけど醜いそれはいつでも其処にある
気づくべきじゃなかった
そうすれば笑っていられた
ただ笑っていたかった
連続
2003年6月23日俺は奴を殺し
奴は俺を殺す
端から終わりがくるなんて思っちゃいない
俺はただ蔑まれてた
無力だった
無気力だった
全てを隠した豚め
どう思われようが知った事じゃない
解釈なんて個人に委ねられるべきものだ
そんな事はどうでもいい
一度じゃ殺し足りない
何度でも殺してやる
何度でも刻み続けてやる
ただ
ただ
笑ってた
あの娘の微笑
風が吹いていた
存在価値
2003年6月19日ここには何があるだろう
ただ僕は立っていて
そこには何も無かった
確かにそれはそこにあった
でも誰も気づかなかった
いや、誰も気づかないふりをしてた
何かが変わった
わからないけど何か変わった
そして失った
何も手に入れてないのに
失った
紫煙が立ち込める
前は何も見えやしない
いや、何も無かった
僕は君になりたかった
でも僕は、僕にさえなれなかった
僕はどうしてここにいるんだろう
そんなのわかっている
でも割り切りたくないんだ
ただ結果だけが
ただ結果だけがこの世には存在する
ただこの世には結果だけが存在する
全てを君に
2003年6月18日今の僕には君が全て
君以外何もいらない
僕の傍にいて
何もしなくていい
傍にいるだけでいいんだ
君だけは
君だけは
僕を裏切らないよね
嘘でもいい
大丈夫だと言って
それだけでいいんだ
煙草に火を点ける
この数分間だけ
何もかも忘れられる
それでいいんだ
目を開けたら
全部夢だった、ってことはないかな?
みんなが笑っているんだ
さぁ行こうよって
辛すぎるんだ
このくらいの夢は見ていいだろ
目を覚ます
嘘だらけで
欺かれて
君はもういない
一人だった
初めからわかってた
わかってたんだ
辛すぎるんだよ
君以外何もいらない
僕の傍にいて
何もしなくていい
傍にいるだけでいいんだ
君だけは
君だけは
僕を裏切らないよね
嘘でもいい
大丈夫だと言って
それだけでいいんだ
煙草に火を点ける
この数分間だけ
何もかも忘れられる
それでいいんだ
目を開けたら
全部夢だった、ってことはないかな?
みんなが笑っているんだ
さぁ行こうよって
辛すぎるんだ
このくらいの夢は見ていいだろ
目を覚ます
嘘だらけで
欺かれて
君はもういない
一人だった
初めからわかってた
わかってたんだ
辛すぎるんだよ
夢を見る
ドラッグに酔い
自分の体を刻んでいる
そして指を切り落とす
奴は不毛に狂い死んだ
そして全てを無に帰した
奴は今その無の中にいる
だがその無さえ感じることは無いだろう
目の前の全てが壊れ
横たわるのは豚ばかり
あの娘はそれを望んでいた
全てが病んでいる
病んでいるのが普通なのか
病んでいないのが異常なのか
それもわからない
僕は病んでいるのか?
君は病んでいるだろう?
黒い青空
赤い大地
手が染まる
手が染まっていく
夢は漆黒の闇でしか見ることができない
アハハ、死んでしまえよ
ドラッグに酔い
自分の体を刻んでいる
そして指を切り落とす
奴は不毛に狂い死んだ
そして全てを無に帰した
奴は今その無の中にいる
だがその無さえ感じることは無いだろう
目の前の全てが壊れ
横たわるのは豚ばかり
あの娘はそれを望んでいた
全てが病んでいる
病んでいるのが普通なのか
病んでいないのが異常なのか
それもわからない
僕は病んでいるのか?
君は病んでいるだろう?
黒い青空
赤い大地
手が染まる
手が染まっていく
夢は漆黒の闇でしか見ることができない
アハハ、死んでしまえよ
リリィ ホワイト リリス
2003年6月13日枯れた風が吹く
無い
無い
無い
無い
終末の風が吹く
何もかもが砂に変わっていく
君はそこに純白のドレスを纏い立つ
君は死人のように冷たい砂を
記憶のように指をすり抜ける砂を
まるで愛おしむように掬っている
憎悪の螺旋
悲しみの連鎖
喜びの断絶
この世界は終わってしまった
何も無い世界
誰もいない世界
そこには何があるのだろう?
僕にはわからない
砂に変わっていく僕にはわからない
君は
僕を
見下ろす
リリィ、わかってたんだろう?
こうなることが
僕にはわからない
砂に変わっていく僕にはわからない
無い
無い
無い
無い
終末の風が吹く
何もかもが砂に変わっていく
君はそこに純白のドレスを纏い立つ
君は死人のように冷たい砂を
記憶のように指をすり抜ける砂を
まるで愛おしむように掬っている
憎悪の螺旋
悲しみの連鎖
喜びの断絶
この世界は終わってしまった
何も無い世界
誰もいない世界
そこには何があるのだろう?
僕にはわからない
砂に変わっていく僕にはわからない
君は
僕を
見下ろす
リリィ、わかってたんだろう?
こうなることが
僕にはわからない
砂に変わっていく僕にはわからない
THINK DOWN
2003年6月6日殴られ続けている
倒れても
気を失っても
心を失うまでは
後ろを振り返ってみる
其処には何も無い
泥まみれの自分がいた
悲しい
哀しさが溢れてくる
この感情は何だ
何もわからない
わからないんじゃない
わかりたくないんだ
考えるのを止めよう
僕は何もかも忘れた
何も知らない
だってそれが楽だから
本当の僕は此処にいる
こんなのウソだ
倒れても
気を失っても
心を失うまでは
後ろを振り返ってみる
其処には何も無い
泥まみれの自分がいた
悲しい
哀しさが溢れてくる
この感情は何だ
何もわからない
わからないんじゃない
わかりたくないんだ
考えるのを止めよう
僕は何もかも忘れた
何も知らない
だってそれが楽だから
本当の僕は此処にいる
こんなのウソだ
消え失せた心
2003年6月5日君のうざったいそれを
俺の言葉で塗り固める
何も気づきはしない
誰も気づきはしない
俺の事がわかるか?
俺の事が見えているか?
俺の事を覚えているか?
頭には穴があいて
過去が
今が
未来が
すり抜けていく
君はソファーに座り
ただ
何かを
ずっと見ていた
俺にはそれが最後までわからなかったんだ
何を考えていたのだろう?
何を想っていたのだろう?
今となっては誰も知ることができない
解放された今は全てを思いだしたのだろうか?
誰か教えてくれないか?
俺の言葉で塗り固める
何も気づきはしない
誰も気づきはしない
俺の事がわかるか?
俺の事が見えているか?
俺の事を覚えているか?
頭には穴があいて
過去が
今が
未来が
すり抜けていく
君はソファーに座り
ただ
何かを
ずっと見ていた
俺にはそれが最後までわからなかったんだ
何を考えていたのだろう?
何を想っていたのだろう?
今となっては誰も知ることができない
解放された今は全てを思いだしたのだろうか?
誰か教えてくれないか?
儚いまでの強さ
2003年6月3日君の声は届いた
君の声は届いたよ
ごめんね
僕は何も出来ないんだ
僕は最低だね
君が羨ましいよ
なんて酷い顔だ
憔悴しきってる
それでも君が発する言葉は
とても力強く光で満ち溢れているんだ
羨ましい
羨ましいよ
僕もそんな強さが欲しい
君は自覚した
だから強くなろうとした
僕にはかなわなかった
そうなることが
君はとても美しい
まるで女神のようだ
君が背負っているものは並大抵のものじゃない筈なのに
君の声は届いたよ
でも僕は何も出来ない
卑小な自分の事で精一杯だから
君 の 声 なんて 届きは しない
君の声は届いたよ
ごめんね
僕は何も出来ないんだ
僕は最低だね
君が羨ましいよ
なんて酷い顔だ
憔悴しきってる
それでも君が発する言葉は
とても力強く光で満ち溢れているんだ
羨ましい
羨ましいよ
僕もそんな強さが欲しい
君は自覚した
だから強くなろうとした
僕にはかなわなかった
そうなることが
君はとても美しい
まるで女神のようだ
君が背負っているものは並大抵のものじゃない筈なのに
君の声は届いたよ
でも僕は何も出来ない
卑小な自分の事で精一杯だから
君 の 声 なんて 届きは しない
真紅の鳥
2003年6月2日彼らは何?
僕らは何?
全ては在るべき方向へ
僕は知ることは無いだろう
だって君のことも殆ど知らないんだから
僕は人でなし
君は人殺し
真紅の鳥はざわめきだす
左肩にはLOVE
右肩にはHATE
子供達は進むべき道から外れていく
僕は知ることは無いだろう
だって君のことも殆ど知らないんだから
僕は人でなし
君は人殺し
真紅の鳥はざわめきだす
右の翼ばかりが大きくなって
ただ落ちていく
堕ちていく
僕は知ることは無いだろう
だって君のことも殆ど知らないんだから
僕は人殺し
君も人殺し
真紅の鳥はざわめきだす
僕らは何?
全ては在るべき方向へ
僕は知ることは無いだろう
だって君のことも殆ど知らないんだから
僕は人でなし
君は人殺し
真紅の鳥はざわめきだす
左肩にはLOVE
右肩にはHATE
子供達は進むべき道から外れていく
僕は知ることは無いだろう
だって君のことも殆ど知らないんだから
僕は人でなし
君は人殺し
真紅の鳥はざわめきだす
右の翼ばかりが大きくなって
ただ落ちていく
堕ちていく
僕は知ることは無いだろう
だって君のことも殆ど知らないんだから
僕は人殺し
君も人殺し
真紅の鳥はざわめきだす
燃える水、狂わされる子供
2003年6月1日十字軍は人を殺す
そこには微塵の悪意も無い
だって十字軍だから
十字軍は家に火を放つ
そこには正義しかない
だって十字軍だから
十字軍は大地を血で染める
それは皆の為
だって十字軍なんだよ?
銃は人を殺すためにある
守る為じゃない
だって結果は同じだから
迫害されてきた民よ
殉教者たちよ
立ち上がれ
立ち上がるんだ
右手にはライフルを
左手には神の本を
焼き尽くせ
破壊し尽くせ
殺し尽くせ
人は成長なんかしない
そこには微塵の悪意も無い
だって十字軍だから
十字軍は家に火を放つ
そこには正義しかない
だって十字軍だから
十字軍は大地を血で染める
それは皆の為
だって十字軍なんだよ?
銃は人を殺すためにある
守る為じゃない
だって結果は同じだから
迫害されてきた民よ
殉教者たちよ
立ち上がれ
立ち上がるんだ
右手にはライフルを
左手には神の本を
焼き尽くせ
破壊し尽くせ
殺し尽くせ
人は成長なんかしない
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